Pentium III 866MHz

Pentium(ペンティアム)は、米Intel社のCPU(Central Processing Unit:中央演算装置)。略称P5。

新しい設計のCPUほど処理能力が高く、同じ製品の場合はクロック周波数(866MHzの部分)が大きいほど高性能であるのが一般的である。計算処理のタイミングを制御するのは、コンピュータに内蔵された水晶発振器などによるクロックで、クロック周波数が大きいほど単位時間あたりの処理回数が多い。

MHzは「メガヘルツ」と読み、メガは100万、ヘルツは周波数単位を意味する。最近はGHz(ギガヘルツ)の時代に入る。ギガは10億を意味する。

OSがWindowsのマシンの場合は、Intel社、及びその互換製品が使用されるが、Macintoshの場合は、Motorola(含IBMとの共同)社のCPUが使用される。

256MBメモリ

メモリとは情報を記録する装置である。メモリには書き換え不可能なROM(Read Only Memory)と、書き換え可能なRAM(Random Access Memory)があるが、ここで言うメモリとはRAMを指す。

RAMは揮発性メモリとも呼ばれ、電荷によって情報を蓄積しているため、コンピュータの電源が切れると内容は失われてしまう。

メモリは電子的装置なので、モーターの機械的回転を伴う他の記憶装置と比べると、はるかに情報のやりとりが高速である。

MBは「メガバイト」と読む。最近はGB(ギガバイト)の時代に入る。

20GBハードディスク

固定ディスクとも言われる記憶装置。高速回転する金属の円盤上に、磁気的に情報を書き込む。メモリ以外の他の記憶装置に比べると、高速で大容量という特徴を持つが、その構造上物理的なアクシデントに弱く、これをクラッシュと呼ぶ。アクセス中に電源を切る事は厳禁である。

HDやHDDと略される。

24倍速CD-ROM

データ転送速度が通常の24倍の速度のCompact Disc Read Only Memory という意味。約600MBの情報が入れられる。

ハードディスクのような磁気メディアと違い、音楽CDと同様の光学ピックアップを使用して、情報を読み込むが、ハードディスクに比べると「遅い」メディアである。

CDメディアには他にもCD-RやCD-RWなどがあるが、CD-ROMはこれらとは違い、書き込みが不可能である。

15インチ液晶モニタ

液晶モニタは、従来のCRT(Cathode Ray Tube=陰極線管=ブラウン管)モニタに比べ、電力消費量やスペース効率などに優れ、今ではコンピュータモニタの主流になりつつある。その原理は液晶分子に電圧を掛け、その配列を変える事で光の透過率を変化させて明暗を表現する。

一般的に液晶モニタは、CRTモニタに対して色再現性や応答性などが劣るため、グラフィックの仕事には向いていない。

モニタのインチ数は、画面の対角線長である。

200万画素クラス デジタルカメラ

従来のフィルムを使用した写真を銀塩写真と呼ぶが、最近では銀塩カメラよりもデジタルカメラの方が一般的になってきている。

印刷や出版の現場では、少し前まで写真原稿はポジフィルム(スライド)というのが常識であったが、今ではデジタルデータが主になっている。以前からフィルムや印画紙の原稿が、製版時にドラムスキャナでデジタル化されていた事を考えれば、工程的に無駄が多く、コストが高く付き、即時性に劣る銀塩写真は産業的には敬遠されつつあるのが現実である。現像廃液が環境に与える問題もあり、銀塩写真は次第に趣味的な存在になりつつある。

いずれにしても、像を結ぶ対象がフィルムであるか、CCDやCMOSのような素子であるかの違いは別にして、カメラの構造そのものは、銀塩カメラもデジタルカメラも変わりがない。ただしCCDの特性上、レンズに対する要求基準はフィルムに比べて、デジタルカメラの方がシビアである。

画素はピクセル(pixel)とも呼ばれ、画面を構成する単位である。画素数が多いほど高解像度となるが、必ずしも高画質になるわけではない。一般的な使用では200万画素クラスで十分である。

モノクロレーザプリンタ

コピーマシンと同じように、用紙にトナーを定着させて印刷するプリンタ。用紙によって印刷品位が大きく左右される事がないので、インクジェットプリンタに比べて線画や文字の出力に適している。印刷枚数が多い場合も、インクジェットプリンタよりも高速である。ただし写真のように階調の多いものは苦手である。

カラーインクジェットプリンタ

インクを霧状に噴射して印刷するプリンタ。階調表現に優れているが、インクが液体であるため、紙によってはにじみが出たり、色再現が悪くなりやすい。そのため、各社からインクジェットプリンタの専用紙が発売されている。

最近では退色性や耐久性も向上している。